21:00から1:40までの
皆既月食の連続写真です。
地球の影は左から斜め右上方向へ通ったのが分かりますね。そのため、完全に真っ赤(真っ暗)な月にはならず、赤いグラデーションのかかった色になりました。
11:45頃の
皆既月食。明るさやノイズ軽減などの処理をしたものです。
月食が赤くなる理由は、太陽からの光が地球の大気の
エアロゾルなどによって屈折し散乱するとき、より屈折や散乱しにくい波長の長い赤い光が大気を通り抜けて月に届くからです。これは夕日が赤いのと同じ原理ですね。
今回の写真を組み合わせてポスターみたいにしてみました。
撮影方法は、
天体望遠鏡の覗き穴に一眼レフを当てがって撮影するというやり方。
天体望遠鏡の向きとカメラの位置と向きと撮影の設定などなど、非常に多くの条件が良くなければ撮影出来ないだけにかなりキツかった。