ある元栃木の工業人.jp

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自転車で酒田まで行ってきました&最上川の霧の川

今月の22、23日に山形市から酒田まで自転車で行ってきました。

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山形(北)バイパスと羽州街道を通って山形市から天童市東根市村山市と山形盆地を北上した後、最上川沿いを戸沢村まで北西へ進む。鶴岡街道を通って出羽山地最上川が刻んだ最上峡をひたすら西へ。庄内町まで行くと急に開け、広大な扇状地庄内平野に入る。巨大な風力発電所も迎えてくれる。国道47号線をひたすら進み、酒田まで行って適当に進んだ後、巨大な松砂丘を越えて日本海へ出る。一泊して帰りは同じルート。

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距離は片道約118km。総距離はもろもろ含めて約253km。7時間ほどです。山形市から酒田まで”遠目に見て”緩やかな下りとなっています。が、実際には山形盆地-新庄盆地の間や出羽山地では相当なアップダウンがあります。図の通りですね。帰りは一時間遅くなりました。

山形盆地-新庄盆地の間は最上川が大きく蛇行しているので、距離と地形が影響する自転車ではルート選びが難しいです。新庄まで遠回りするバイパスルートか、アップダウンの激しい最上川沿いかは悩みどころです。

最上峡は狭い鶴岡街道”のみ”ですので、庄内-新庄間の交通が集中しています。大型トラックが相当な数走行しているので、自転車や歩行者の通行には危険が大きいです。こんな道路です。
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歩道なんてほとんどありませんのでご注意ください。また、この最上峡は霧が出やすいのでとても危険です。写真左側を見ると分かる通り、帰りに通ったときは濃霧でした・・・

最上峡を抜けると広大な田園地帯、庄内平野が広がっています。そしてこれらが迎えてくれます
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100mレベルの風力発電所が立ち並んでいます。庄内平野は風が強いのですね。普通、雪が多い山形では傾斜が強く軽い屋根が主流ですが、酒田付近では黒く重い瓦で傾斜が少ない屋根になっています。
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風対策がされてますね。

庄内平野からはずーっと下って行きます。最終的には最上川の河口まで行きました。

水平線に沈む夕日は初めて見ました。太平洋側の人間にとっては山に沈むのが普通ですからね。
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でまぁ、酒田港を寝場所を探して放浪。最初は最上川の河川敷の芝生にしようかと思ったが、10分くらい横になって異変に気づく。なぜか尻が濡れている。芝生は水分がたっぷりだった。そして足に変な触感が・・・

真っ暗だったので正体はわかりませんでしたが、あのベタつく感じと、周囲を確認したときに”ナメクジ”を見つけたのでたぶん正体はナメクジです。さすがに居心地が悪いので別の寝場所を探して放浪。結局、日和山公園のベンチで寝ました。この公園には日本最古の木造灯台があるんですね。

3時には起床(てかグッスリ寝られない)し、夜明け前に酒田を離れ、山形市に正午に着きました。

実はその途中、大蔵村で不思議な風景を見ました。
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ある高台からの景色なのですが、まっすぐ飛びた霧の川です。地図で位置を確認すると、最上峡から南東へ直進して伸びていることが分かりました。
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庄内からの湿った空気が流れてきてるのでしょうか。ただ、この数時間前にいた庄内平野では海へ向かって物凄い強風が吹いていましたので、この霧の川の仕組みは謎です。知ってる人は教えてね。


さて、さすがに二日連続で100km越えの走行はキツいですね。三日は後遺症が残りましたよ。

まぁ、大変ではありますが、自転車で遠くへ行くのは面白いものです。是非オススメしたいですね。

それでは眠くなってきたのでおさらば。