福島第一原発3号機 youtubeの爆発映像にある3度の爆発音の検証
まぁ、まずはこれを見ていただければ
Fukushima I Nuclear Power Plant Reactor 3 explosion on March 14, 2011 -youtube
権利者により削除されました。
他のユーザによる転載動画
Fukushima I Nuclear Power Plant Reactor 3 explosion on March.flv -youtube
<この話題は確実な結論が出ました。多忙な人はこの記事の最後の文章まで飛ばしてください>
暇な人はゆっくり上から読んでいってください。
これはようつべの動画で、パっと見てABCやCNNなどのアメリカ系放送局の映像に思われる。
これのなにがアレかといいますと、日本のTVでは音声がないんですね。
そして3回の爆発音が聞き取れると思います。
政府の公式見解では、建屋内部に溜まった水素の爆発だと言う事ですが、3回も爆発音がするのは、建屋だけでなく同時に格納容器まで爆発しているのではという憶測が出てきたんですね。さらに日本メディアが音が無い映像だったということで、さらに疑惑に拍車がかかったようです。
ブログ主は今現在、この映像の音声は編集されているか、まったく別物なんじゃないかと思っているんですよ。
その理由として、
まず音を分析してみると、
1回目と2回目の爆発音の差が1.97秒(目視)
2回目と3回目の爆発音の差が1.95秒(目視)
となって、ほぼ正確に2秒ごとに音が出てるんですね。
まるでビルの発破工事を行っているかのように。
これは少し不自然ですよね。
もうひとつは、水素が爆発したのは14日ですから、既に20km避難指示が出ていますね。
撮影地点は17km離れた山中の電波塔とのこと(詳細後記)
この地点間の地形ですが、福島原発周辺は平野ですが、半分以上は山間部と言っていいでしょう。
とすると、不自然に規則的な3つの爆発音が実際に聞こえていたとしても、反響している可能性もある。
そして最後に、
Youtubeの映像を見ると、爆発した映像から、約2秒後に爆発音がする。
音速はだいたい340m/sですから、単純計算で原発から撮影(録音)距離まで680mしか離れていないことになります。しかし前述したように、その時には既に半径10kmどころか20km以内の避難命令が出ています。映像もそんな近くで撮っているとは思えません。(映像の左右の煙突間の距離が約400m)
20kmだと、最低でも約59秒もの時間をかけて音が届かなくてはおかしい。
屹兎屋山であれば、1分17秒近く時間が経たなくては音は届きません。
そもそも動画も十数秒しかないので、エンコードによる音ズレの可能性はありえません。
以上のことを検証して踏まえた上で、ブログ主はこの映像の音声(3回爆発音含む)がそのままの本物である可能性は低いと考えています。
なんか最後の理由だけで十分な根拠になりましたね。ただ、有り得ることは、例えばTVの撮影者が避難地域内で撮影しているだとか、音声マイクだけ原発から680mの地点にあるか。
それを除けばまぁ確実に編集はしていると思われる。
追記3/22:この映像を撮影した日本テレビの関係者が撮影場所は20km以上離れていると明言しています。
以上
<追追記 8/23 :結論>
当記事コメントの方からの情報によりますと、この動画は確実に編集を行っている事が分かりました。
福島中央テレビ-twitterより引用
音ありはすべて勝手に加工されたものです。弊社では一切音は加えていません。」
とのこと。
よって、放送局からのオリジナル映像には音の記録は存在しないと言う事が分かりました。たとえ福島中央テレビさんが嘘を言う可能性が否定出来なくても、前述した検証事実を踏まえれば、この動画の爆発音は捏造・デマであると考えるのが妥当でしょう。つまり誰かが音声を加えたと言う事になります。
追記:このツイート後、元動画並びにその転載動画が削除され始めました。これを隠蔽だと批判する方も多く見かけます。しかし正しい情報を発信する事を望むのであれば、発信者・視聴者双方にとって削除されるべきであると思いませんか。それでも批判する方は、ただ騒ぎたいだけの人ではないでしょうか。ちなみにドイツの削除された動画に使用されてたのはこの音付きです。
※元動画とは上記の音付き動画に限ります
このようなデマ(もしくはデマ拡散者)は本気で原発をなくそうと取り組んでる人の邪魔になり、既存メディアに「ネットは危険な存在だ」という口実を与えてしまいます。結果、ネット規制やむなしの自業自得です。
ただ、今は日本語の他、英文翻訳もして既に外国の人にも爆発音が偽物だという情報が広まっています。
ブログ主は、編集者のだいたいの見当がついてます。
まず、「SkyNews UK」にはこの動画と同じシーンは見つかりませんでした。
以上です。