宇都宮市街地の再開発地図を大々的に更新しました
宇都宮市街地再開発・大規模開発マップ
寒さも次第に厳しさを増し、すずめが可愛くなる季節になってまいりました。
炬燵なりスタッドレスタイヤなり、そろそろ冬支度を始めないとですね。
さて、最近は宇都宮のLRTに関するニュースを目にする機会が多くなりました。どうやら、東側のJRから芳賀工業団地へ至るルートの建設が本格始動するそう。20年往来の議論に一応のピリオドをつけたというのは、なかなか感慨深いものがありますね。
そんな折、そういえば昔作った「宇都宮再開発マップ」を殆ど更新せずにいたなと思いまして、この度はコンテンツの増加を視野に入れて大規模に更新を行うことにしました。
以前の記事 > 宇都宮市街地の再開発地図っぽいの
再開発事業についての詳細は以前の記事を参照してください。
|主な変更点
・ LRTルートや解体記録、道路計画などの掲載コンテンツの増加
・ 再開発情報の更新と事業画像の掲載
・ 余計な解説の追加
・ 旧GoogleMapに準拠したカラーやアイコンをGoogleMap V3に対応したものに修正
|コンテンツの増加
宇都宮市が主導する再開発事業のみだったものに加えて、民間の大規模開発やLRT計画、大規模構造物の解体記録や道路計画を追加しました。よって、本マップにおけるすべてのコンテンツは以下のようになり、横断的な都市開発状況の把握が可能となりました。
「再開発事業(都市計画)」 ・・・ 自治体が主導する都市再開発計画
「中・大規模開発(単独)」 ・・・ 民間や行政機関が単独で主導する開発計画
「解体記録」 ・・・ 過去に行われた大規模構造物の解体についての記録
「LRT計画」 ・・・ 宇都宮市、芳賀町、栃木県が主導する宇都宮LRTのルート計画
「道路計画」 ・・・ 宇都宮市街地における道路整備計画
再開発事業(都市計画) : 主なソースは市Webサイトと新聞。
中・大規模開発(単独) : 掲載基準は街の容姿や機能への影響具合。主なソースは自分の足やニュース。
解体記録 : 掲載基準は街の容姿や機能への影響具合。主なソースは地元民への聞き込み。
LRT計画 : 公式の基本計画と関係各所から出た延伸案を掲載。主なソースは市Webサイトとニュース。
道路計画 : 中心市街地における道路計画を掲載。主なソースは宇都宮市、栃木県、国交省のWebサイト。
|解体記録について
再開発や大規模開発の際には、必ずそれまで建っていた構造物を壊す必要があります。一般に、開発事業においては新しく建つものばかりが注目を集め、解体されていくものは記録に残りにくい。例えば、戦後モダニズム建築として高名であった旧栃木県議会庁舎については、今の20代以下の若者の殆どが知らない状況にあるでしょう。このたび、「解体記録」コンテンツを追加したのは、こういった事態を緩和する目的があります。
今回追加「解体記録」コンテンツは以下の11個
今回はインターネット上で調査したのですが、上記のように多くの解体された建物に関して情報が存在しませんでした。インターネットが普及する2000年中頃より前と後で情報量に大きな差があるようです。恐らく図書館の文献を漁れば見つかるとは思いますが、その情報へのアクセスは容易ではないでしょう。
以下2つの名称不明の建物についてご存知の方からの情報を募集しております。
コメントより判明いたしました。ありがとうございました。
←ホテルノースキング 十字屋デパート→
|掲載基準の補足
掲載基準について補足します。
[再開発事業]
行政が区画を定めて「再開発事業」として行っているものになります。
・事業区画内であれば民間開発であっても掲載します。
・再開発事業でない単発の官民複合施設などは省きます。
[中・大規模開発]
階数11階以上がメインとなる基準です。
・ただし、行政・教育施設・デパート類においてこの基準は緩和されます。
・マンションに関しては11階は該当が多すぎるため、地上16階以上を基準としています。
・市街地の中心に近いほど基準は緩和されることがあります。
・たとえ階数が低くとも規模が大きい場合には掲載されることがあります。
・基本的に1990年以降を取り扱います。
・基本的に市街地に近い事例を取り扱います。
[解体記録]
階数5階以上がメインとなる基準です。
・行政・教育施設・デパート類においてこの基準は緩和されます。
・市街地の歴史的、印象的あるいは象徴的な構造物についてはこの限りではありません。
・たとえ階数が低くとも規模が大きい場合には掲載されることがあります。
・基本的に高度成長期以降を取り扱います。
・基本的に市街地に近い事例を取り扱います。
今回コンテンツを増やす過程で、けっこう面白かったのは道路計画のところでした。そんなところに道路通すのかよっていう計画もあれば、あぁだからここを工事してるのねっていう計画もある。点の開発である再開発事業に比べて、動線の開発である道路計画というのはまた違った面白さを見せてくれると思った次第でした。
以上、新しい宇都宮再開発・大規模開発マップを存分にお遊びくださいませ。
宇都宮市街地再開発・大規模開発マップ
以前の記事 > 宇都宮市街地の再開発地図っぽいの
寒さも次第に厳しさを増し、すずめが可愛くなる季節になってまいりました。
炬燵なりスタッドレスタイヤなり、そろそろ冬支度を始めないとですね。
さて、最近は宇都宮のLRTに関するニュースを目にする機会が多くなりました。どうやら、東側のJRから芳賀工業団地へ至るルートの建設が本格始動するそう。20年往来の議論に一応のピリオドをつけたというのは、なかなか感慨深いものがありますね。
そんな折、そういえば昔作った「宇都宮再開発マップ」を殆ど更新せずにいたなと思いまして、この度はコンテンツの増加を視野に入れて大規模に更新を行うことにしました。
以前の記事 > 宇都宮市街地の再開発地図っぽいの
再開発事業についての詳細は以前の記事を参照してください。
|主な変更点
・ LRTルートや解体記録、道路計画などの掲載コンテンツの増加・ 再開発情報の更新と事業画像の掲載
・ 余計な解説の追加
・ 旧GoogleMapに準拠したカラーやアイコンをGoogleMap V3に対応したものに修正
|コンテンツの増加
宇都宮市が主導する再開発事業のみだったものに加えて、民間の大規模開発やLRT計画、大規模構造物の解体記録や道路計画を追加しました。よって、本マップにおけるすべてのコンテンツは以下のようになり、横断的な都市開発状況の把握が可能となりました。「再開発事業(都市計画)」 ・・・ 自治体が主導する都市再開発計画
「中・大規模開発(単独)」 ・・・ 民間や行政機関が単独で主導する開発計画
「解体記録」 ・・・ 過去に行われた大規模構造物の解体についての記録
「LRT計画」 ・・・ 宇都宮市、芳賀町、栃木県が主導する宇都宮LRTのルート計画
「道路計画」 ・・・ 宇都宮市街地における道路整備計画
再開発事業(都市計画) : 主なソースは市Webサイトと新聞。
中・大規模開発(単独) : 掲載基準は街の容姿や機能への影響具合。主なソースは自分の足やニュース。
解体記録 : 掲載基準は街の容姿や機能への影響具合。主なソースは地元民への聞き込み。
LRT計画 : 公式の基本計画と関係各所から出た延伸案を掲載。主なソースは市Webサイトとニュース。
道路計画 : 中心市街地における道路計画を掲載。主なソースは宇都宮市、栃木県、国交省のWebサイト。
|解体記録について
再開発や大規模開発の際には、必ずそれまで建っていた構造物を壊す必要があります。一般に、開発事業においては新しく建つものばかりが注目を集め、解体されていくものは記録に残りにくい。例えば、戦後モダニズム建築として高名であった旧栃木県議会庁舎については、今の20代以下の若者の殆どが知らない状況にあるでしょう。このたび、「解体記録」コンテンツを追加したのは、こういった事態を緩和する目的があります。今回追加「解体記録」コンテンツは以下の11個
・日本生命宇都宮ビル
・旧太陽生命宇都宮ビル
・旧三井生命宇都宮ビル
・栃木会館
・栃木会館旧館 ・・・詳細不明
・旧栃木県議会庁舎
・109UTSUNOMIYA ・・・詳細不明
・旧宇都宮中央郵便局 ・・・詳細不明
・旧栃木県庁舎 ・・・詳細不明
・新うえのビル ・・・詳細不明
・上野百貨店本店 ・・・詳細不明
・旧福田屋百貨店宇都宮店 ・・・動画の映像以外に一切情報なし
・旧宇都宮市役所 ・・・ドラマの映像以外に一切情報なし
・名称不明 ・・・一切情報なし 追記:十字屋デパートと判明
・名称不明 ・・・一切情報なし 追記:ホテルノースキングと判明
今回はインターネット上で調査したのですが、上記のように多くの解体された建物に関して情報が存在しませんでした。インターネットが普及する2000年中頃より前と後で情報量に大きな差があるようです。恐らく図書館の文献を漁れば見つかるとは思いますが、その情報へのアクセスは容易ではないでしょう。
コメントより判明いたしました。ありがとうございました。
←ホテルノースキング 十字屋デパート→
|掲載基準の補足
掲載基準について補足します。[再開発事業]
行政が区画を定めて「再開発事業」として行っているものになります。
・事業区画内であれば民間開発であっても掲載します。
・再開発事業でない単発の官民複合施設などは省きます。
[中・大規模開発]
階数11階以上がメインとなる基準です。
・ただし、行政・教育施設・デパート類においてこの基準は緩和されます。
・マンションに関しては11階は該当が多すぎるため、地上16階以上を基準としています。
・市街地の中心に近いほど基準は緩和されることがあります。
・たとえ階数が低くとも規模が大きい場合には掲載されることがあります。
・基本的に1990年以降を取り扱います。
・基本的に市街地に近い事例を取り扱います。
[解体記録]
階数5階以上がメインとなる基準です。
・行政・教育施設・デパート類においてこの基準は緩和されます。
・市街地の歴史的、印象的あるいは象徴的な構造物についてはこの限りではありません。
・たとえ階数が低くとも規模が大きい場合には掲載されることがあります。
・基本的に高度成長期以降を取り扱います。
・基本的に市街地に近い事例を取り扱います。
今回コンテンツを増やす過程で、けっこう面白かったのは道路計画のところでした。そんなところに道路通すのかよっていう計画もあれば、あぁだからここを工事してるのねっていう計画もある。点の開発である再開発事業に比べて、動線の開発である道路計画というのはまた違った面白さを見せてくれると思った次第でした。
以上、新しい宇都宮再開発・大規模開発マップを存分にお遊びくださいませ。
宇都宮市街地再開発・大規模開発マップ
以前の記事 > 宇都宮市街地の再開発地図っぽいの