VAIO VGN SZ-53B をSSDに換装
そろそろ我がVAIOも6年近く経つんじゃないでしょうか。
世間ではもう現役引退の年齢なのですが、いかんせん、新PCを買う金が無い。
実際のところ、このVAIOもまだまだ活力があるので、あと数年持たせようと思ったのであった。
CPUファンの修理(済)
HDDのSSD化 ← イマココ
CPU換装 T5500→T7200
モニタ換装 LED液晶
この記事見て実践して壊しても責任はとりませぬ。あしからず。
SSD
まずSSDですが、Intelの330シリーズ120GB を買いました
価格comにて価格の推移を見守り、安くなった時期の9200円で購入。今は値上がりしている模様。
他のサイト様の情報によるとVAIOはSSDと相性があるようで、ヘタに選ぶと泣きを見ることになるとのこと。
チップが確かIntel 945GMだからIntelなら大丈夫だろう。とのチョイス。
リカバリディスク
換装する前にまずはバックアップ。そしてリカバリディスクの作成。
リカバリ情報はPC購入時の環境が保存されている。リカバリディスクが無くてもOSはインストール可能だが、VAIO独自の機能が使えないこともあり、もしかしたら深刻な異常を発症する可能性も否定できない。大人しくリカバリディスクを作っておこう。
VAIOはリカバリディスク単体は梱包されておらず、基本的にHDDに隠しパーティションとして存在している。購入時に記載されるHDD容量と実際の容量が10GBも違うのはそんな理由だ。
リカバリディスクの作成には、VAIOにプリインストールされている「VAIO リカバリユーティリティ」を使う。
これは隠しパーティション内部のリカバリデータをディスクに書き込むもの。
今回は2枚のDVD-Rを使う。
システムリカバリとアプリケーションリカバリが出来る。このうち、システムリカバリディスクをPC起動時の「VAIO」文字が出る前にDVDドライブに入れることで、DVDからリカバリユーティリティが起動する。
換装
換装はとても簡単。
分解についてはこちらを参照
http://tim.id.au/laptops/sony/vgn-sz.pdf
HDDのコネクタとマウンタを取り外し、SSDに付け替え。HDDよりSSDの方が厚みがあるので、コネクタは少々無理がありますが、優しく曲げていけばなんとか入ります。カラ割りしてもマウンタに取り付けられません。
また、マザーボード側のHDDケーブルの端子は三次元加速度センサが粘着テープで貼り付けてあるので、無理に剥がすとセンサを壊す恐れがあります。慎重にやりましょう。
これで物理的な換装はできました。
BIOSで確認
起動して「VAIO」の文字が出ている間、素早く「F2」を押します。これでBIOSが起動するはずです。
→を押して「Advanced」タブの「Hard Disk Drive」で容量が表示されていることを確認。
これで確認は終わりです。
ただし、外部光学ディスクドライブを使いたい場合は、「Advanced」タブの「External Drive Boot」を、DisabledからEnabledに変更。-ボタンで変更できます。
このとき、内蔵の光学ドライブにシステムリカバリディスクを入れておきます。
そして「Boot」タブで、「Internal Optical Drive」が「Internal Hard Disk Drive」より上に来ていることを確認。
これも-ボタンで下に下げられます。
その後「Exit」タブの「Exit Saving Changes」で「Yes」を選択後、「Shut Down」で一旦電源を切ります。
リカバリディスクで起動
そして起動します。
するとリカバリユーティリティが起動し、リカバリができるハズです。
あとはWindows Updata地獄になりますので頑張ってください。
以上です。
が、もし、リカバリユーティリティが起動しない場合は、下へスクロールしてください・・・
^^
実はわたくし、この方法でリカバリ出来ませんでした。内蔵光学ドライブを使っても
「bootmgr is missing」とか「couldn't find bootmgr」
が表示され、リカバリユーティリティが起動しないということがあります。
これで三日三晩悩みました。
解決方法について、一つずつ手順を追っていきましょう。
1、内蔵光学ドライブのレンズをクリーニング
2、BIOSの「Boot」項目でしっかり上位に来てるか確認
3、外部光学ドライブで起動しないか確認
4、HDDに付け戻して再度リカバリディスクを作り直す
5、イメージバックアップでSSDに丸ごと移行後にリカバリ
私は5でやっとこ出来ました。一旦、隠しパーティションのリカバリ領域を含めた同じ環境をイメージバックアップでSSDに入れた後、そのOS上でリカバリユーティリティを起動してリカバリを行うことで、隠しパーティションからリカバリを行います。
ただし、これには多少面倒なプロセスを経る必要があります。
内蔵HDD容量以上の空の外付けHDDもしくは、USB接続可能なHDDケーブル(ATA)が必要です。
順を追ってみてみましょう。
Ⅰ外付けHDDの場合
1、中身が消えても大丈夫な外付けHDDを用意します
2、EASEUS Disk Copyでイメージバックアップを外付けHDDに書き込みます。
書き込み方はこちらのBLOG様を参考にしてください。
[内蔵HDD] ―イメージバックアップ→ [外付けHDD]
3、VAIOのSSD換装後に同じ手順で外付けHDDから内蔵SSDへイメージバックアップします。
このとき、外付けHDDの容量の方がSSDより大きい場合に注意が出ますが、問題ありません。
[内蔵SSD] ←イメージバックアップ― [外付けHDD]
4、PCを起動させ、スタートメニューからリカバリユーティリティを起動。本機をリカバリします。
これでリカバリが完了するはずです。
最後に使用した外付けHDDの内容を全て消去し、普通の目的に使えるようにします。リカバリ領域の隠しパーティションは通常の方法では削除できないので、diskpartコマンドで外付けHDD内の情報を全て消去します。その後HDDをフォーマットして認識させます。
ⅡHDDケーブルの場合
1、ATA接続用のHDD-USB接続ケーブルを用意します。
2、パソコンと取り外したHDDとをHDDケーブルで接続したあと、イメージバックアップで内蔵SSDに書き込む。
[内蔵SSD] ←イメージバックアップ― [取り外したHDD]
3、 PCを起動させ、スタートメニューからリカバリユーティリティを起動。本機をリカバリします。
これで終了となります。
今後はCPUの換装も計画していますが、CPUは発熱が多くなるのでその分バッテリーの持ちも悪くなりますし、排熱が上手くできていないと寿命を縮めかねません。
慎重にやってみたいと思っています。
おまけ