Processing3.Xの起動しない問題(windows10)
Processingは電子工作の上流プログラムを作る際に便利なのでよく利用しています。んが、なんだか気づかないうちにノートPC(windows10)のDesktop階層に置いたProcessing.exeが起動しなくなってしまった。
具体的には、Processing3.2.3.exe(64bit)からの起動画面までは正常だが、起動画面が消えてから何も表示されなくなる現象が起きました。タスクマネージャを確認してもバックグラウンドにも存在していません。
↓お馴染みの起動画面
結論から言うと、「preferences.txt」というProcessing共通の環境設定ファイルを削除したら治りました。
以下、経緯と詳細。
内部が壊れたのかと思って最新バージョン(Processing3.3.5 64bit)を入れてもダメ。Javaの問題かなと思って確認したけどJavaは最新版で、しかもArduino.exeは普通に立ち上がる。階層が悪いのかなと思ってC:直下に置いても起動せず。
んで、調べて出てきたものが以下。
Processing(プログラミングソフト)が実行できない - Yahoo知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1448442389
Processing が Mac で起動しない問題がどうにかなった話 -
http://glosoli.hatenablog.com/entry/2016/06/23/021645
Processing 3 does not start correctly - GitHub
https://github.com/processing/processing/issues/4187
これらを見ると、どうも「preferences.txt」という環境設定ファイルを操作すると良かったりするらしい。しかもこのファイル、Processing.exeを最初に立ち上げたときにAppDataの「Processing」フォルダに作成されるらしく、どのバージョンのProcessing.exeからも共通にアクセスされるという。こいつは実に怪しい。
この「preferences.txt」は削除しても次回立ち上げ時に新しく作成されるようですので、削除してみました。
場所: C:\Users\<USER_NAME>\AppData\Roaming\Processing\
行動: preferences.txtとpreferences.oldを削除してProcessing.exeを立ち上げ
結果:
やったぜ。
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おまけ
結局、「preferences.txt」の具体的にどこがダメだったのでしょうか。ということで古い「preferences.txt」をいじって探ってみたところ、「instance_server.port」の項目の数字を新しい「preferences.txt」に合わせたところ、起動に成功しました。
この項目について検索すると、なにやらより詳しい情報が得られそうです… と、今回はここまで。
https://www.google.co.jp/search?q=instance_server.port