ある元栃木の工業人.jp

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山形市の自転車道整備について&宇都宮市長選挙

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山形市の市街地中心部の「七日町通り」

現在、私が住んでいるこの山形市ですが、中心街のメイン通りである 「七日町通り」 には自転車道が整備されています。上の写真は本日撮ったものです。奥に写るのが旧山形県庁の 文翔館 という重要文化財です。

いうことで、今回はタイトルにある通り、山形市からの 自転車行政レポート+α です。

さて、上の写真から道路の左右に赤帯自転車道が整備されているのが判るかと思います。カメラ側の自転車道は奥へ向かって一方通行、反対側の自転車道はこちらへ向かって一方通行となっています。

数ヶ月前には、この自転車道は写真の道路右側にて、対面通行として設置されていました。しかし数日前に写真のように両側・一方通行の自転車道として再整備され、現在の写真の姿に至ります。

一方通行ということで、しっかり 自転車一方通行 および 自転車進入禁止 の標示があります。
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この通りには当然、バスも通っています。バスはどういう状況なのかというと、こんな感じ
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まず、この七日町通りは全線が一方通行となっています。つまり写真に写る二車線全てが奥へ向かうよう整備されています。そのため、バス停は全て道路左側に設置されている状況です。

しかして、写真の通り、バスは二車線のうちの一車線を占領して乗降を行います。降車客は自転車道と車道との間に設置された安全地帯に降り立ち、自転車との安全を確認した上で自転車道を横断して歩道へ着きます。自転車道はバス停のたびに凹型に蛇行することとなります。

このようにして、バスと自転車の不整合性を解消させているようです。

上記のような要因により、この通りにはルールがありまして、
・ 自転車の歩道走行の禁止
・ 歩道乗り入れ時には下車して押して歩く
・ 自転車は自動車の信号に従うこと
・ 一方通行のルールに従うこと
・ バスの乗降時には歩行者に注意する

などなど。自転車、歩行者、自動車のより円滑な通行のためには、これだけのルールが必要となります。

では実際の走行はどうなのかというと、非常に快適です。見直したぜ山形!

歩行者の心配も無く、自動車の心配もない。これほど自転車にとって快適な市街地の環境はないでしょう。特に、車道と自転車道を区切るポールの存在が大きく、自動車に対する絶対的な安心感があります。なにせ、馬鹿な運転手の路上駐車の危険性もなく、背後からの追突の可能性もないのですから。

ただしバス停付近の蛇行により、夜間の走行には多少の不安はあります。また、自転車キープレフト、すなわち左側通行の遵守が守られない場合があり、特に中高年の一方通行の違反が多く感じられます。対面の自転車道ではないため幅が狭く、やはり非常に危険な状況になる場合があります。

それでも、自転車道が有るのと無いのとでは天と地の差であり、整備することは遥かに有意義といえます。



今回山形市自転車道について取り上げてみました。
自転車道の整備をする上で、重要なこととして見えてきたのは、
 ・ 「自転車が通れる道」ではなく 「自転車しか通れない道」 を整備する必要があること
 ・ 円滑な交通のための幾つかのルールを設置して遵守させる必要があること
 ・ ルールが破られたときに安全性が確保できること

この三つくらいでしょうか。加えて言えば、もちろん利便性が良いシステムであることも重要ですね。
山形市がこれだけ出来たのですから、我がホームタウン宇都宮市も是非ともしっかりとした自転車交通システムを築いて戴きたいですね。




・・・
そうそう、今回の宇都宮市長選挙はLRT推進の現職・佐藤栄一氏が当選したそうですね。

LRTの方々はもう静かにしてくれると有り難いのですが・・・今回の選挙結果を汲んでもなお、市のLRT整備計画を邪魔するのであれば、それこそ宇都宮市におけるマイナスな存在になってしまいますよ。あ いや、本来ならば前回の選挙で既に決着はついていたハズなのですが・・・

まぁ、宇都宮市は今度こそLRT計画を進めてくださいな
もちろん大通りの自転車道整備も込みでね!!!
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やって・・・くれるよね・・・



蛇足

前回の選挙(今回ではない)では確か、LRT推進の佐藤栄一氏が当選しましたよね。あれからもう数年たってる訳ですが、今回の選挙でも佐藤栄一氏が当選しました。つまり、今回の選挙において、宇都宮市民は明らかにLRTの推進を容認しました。
というのも、前回の選挙における反LRTの敗北は、市民がLRTの問題を知らなかったという理由付けが可能だからです。しかしそれから今回の選挙までの数年の間、反LRT派は幾らでも市民に問題を掲示することが出来たはず。しかし今回の結果はLRT推進の圧勝です。これが大多数の民意といえるでしょう。
(まぁ・・・対立候補自体もアレでしたが・・・)

少数意見の尊重だなんて子供じみたことは言わないでください。それはただ少数意見の発言の自由を尊重しているだけです。今回の選挙までにあなた方がやってきたことです。もうダダを捏ねるのはやめてください。

・・・いやしかしながら、もちろん行政の動向を監視する勢力というのも必要ではあります。ですので、LRT反対派はこれからは LRT計画のムダ等を厳しく監視しながらLRTを推進していく勢力 に是非ともなって欲しい。そう心から願っています。それでは。