ある元栃木の工業人.jp

電子工作、機械設計、ロボットなどのモノづくりから宇都宮まで色々 ※2021:画像消失につき、c.yimgからマイニング&整備中

Google Earthへの3Dモデル投稿ができなくなりまして、今後どうするかという駄文

終わってしまいましたねー。

とても残念です・・・。


と、いうのは今までの記事で何回も言っている事(関連記事参照)なので、今回の本題は今後についてです。

※空いた時間につらつら書いたものなのでかなり駄文です。てか気温差のせいでダルメシアン


Googleは大都市を中心に3D画像という最新の技術で3D化していくと思われます。もちろん東京や大阪もそう遠くない時期に行われてしまうでしょう。

しかし問題は地方都市です。私のホームタウンである宇都宮が3D画像化されるかといえば、ちょっと怪しい。もちろん3D画像の整備はそこまで難しくは無いのだろうけど、その性質上、航空写真と同じように月日が経つにつれて何度か更新する必要があるはず。となれば、無闇やたらに3D化していけばコストもバカにならない。しかして、3D画像を整備するのは大都市もしくはGoogleの本拠地であるアメリカ本土の都市に限られると考えるのが妥当でしょう。

まぁ、これが今回の3Dギャラリーとのパイプライン廃止に反対していた理由なんですけどね。

ちなみに以下のサイトで現在の3D化地域の一覧を見れます。
https://support.google.com/earth/answer/2661942?hl=ja&ref_topic=2376200

もしパイプライン廃止が金銭的なものであるなら、別の3Dモデラーによる団体で運営していける可能性は無きにしも非ずですが、Googleとしてはそれは望んでいない筈。それに団体の運営自体そう簡単ではないだろう。データセンターの維持管理費も掛かるし、なにより世界中から集まる大量のモデルを一つ一つ承認していくプロセスは負担が大きすぎる。適当な品質のモデルを大量にアップロードするようなユーザがいれば尚の事だ。

つまり、今後、公式のGoogle Earthへ表示させる仕組みを構築するのは不可能に近いと考えていいでしょう。


可能性として考えてるのが、前の記事に少し述べた、自分の世界を構築する事です。

GoogleGoogle Maps Api というサービスを提供しています。そこではGoogle Earthと同じ3D空間があり、プログラムを変更することで様々なコンテンツが作れます。例えば、Apiを組み込んだ宇都宮の専用ページで、宇都宮の3DデータをGoogle Earthに表示させることが可能なのです。

もちろん、そんなページでは公式のGoogle Earthに比べて閲覧され難いとは思いますが、それはまた別の話です。後々考えればいいことでしょう。



今、私が提案したのは「自分が作る街ごとに独自の世界を作る」ということです。

ではGoogle Earthのように複数のユーザを統合できないかというと…出来そうです。

というのは、モデラーが送って運営が処理する構造では、絶対に選別を行う運営役が必要です。ならば、モデラー自身がデータの更新などが出来れば良い訳です。

少し専門的な話になりますが、Google Maps ApiJavascriptというプログラム言語で記述する事ができます。そのApiのプログラムの中に、3Dモデルのデータの位置(URL)とその座標や名称を記述することで、Api内の3D空間に表示することが出来ます。ここで、3D空間を構築するプログラムと3Dモデルの情報があるデータベース的プログラムを分け、空間構築プログラムをサイトの管理者(発起人など)が管理し、データベース的プログラムをモデラーが各自管理する。モデラーが新たな3Dモデルを作ったならば、3Dモデルを何所かWeb上にアップロードし、そのデータのURLと詳細を自分専用のデータベース的プログラムに記述してWeb上にアップロード。サイトの管理者は、空間構築プログラムから外部JSファイルとしてユーザのデータベース的プログラムのURLを記述し、読み込んで表示する。これならば、Apiを組み込んだサイトの管理権限を無闇に公開する必要もなく、また各ユーザ自身が更新することで、運営の負担が大幅に減ります。

この場合の心配事としては、ユーザが記述を誤って、サイト全体がエラーを起こす可能性があることや、同じ建物が競合してしまうことです。まぁそれはまた別の話でしょう。

これが私の今後の提案です。

一応、こうしたプログラムの作成には今後チャレンジしてみたいとは思っています。

あくまで参考までに。


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