ある元栃木の工業人.jp

電子工作、機械設計、ロボットなどのモノづくりから宇都宮まで色々 ※2021:画像消失につき、c.yimgからマイニング&整備中

「まったく、最近の若者は・・・」について

5時ごろから始まる「NNN News リアルタイム」で、解説者の 田宮 榮一氏が

賽銭泥棒を高校球児がつかまえた

という事件について、

「最近の若者にはこういう人がいないじゃないですか、ただこういう人が 中には いるんでしょうね」

と発言・・・

「中には」ということは、文全体から見て、

「最近の若者は、ほとんどが良心的な人ではない」

とゆことではないでしょうか・・・(違うかもしれないですが・・・)

不良///////////////////////////////////\\\\\\良

(´・ω・`)ハァ、、、

こういうことでしょうかね。

でもこんなデータは何処にもありませんよ。

その解説者が「最近の若者は、ほとんどが良心的な人ではない」と思っているならば、

~じゃあ一体どこで手に入れたデータなの?それとも全国の若者を見て、集計して出した答えなの?~

と問いたいです。

たしかに最近の若者はいろいろと問題を作り出してるだろうけど、

それがすべての若者に共通していることは絶対にありません。

そのような考えは、世の中のごく一部の若者によって生まれる考えです。

同じく、

「それでは最近の大人はどうなんでしょうか。セクハラ、過保護、モンスターペアレント、騒音オバサン、脱税など、決していいとは思いませんが。」

という若者の大人への批判も、世の中のごく一部の大人によって生まれる若者の大人に対する考えです。

「ごく一部の大人が悪いだけだから、大人よりも若者のほうが圧倒的にモラルがなってない」
「ごく一部の若者が悪いだけだから、今の大人のほうが、最近の若者より悪さをしているよ」

などは、経験からの感覚や感情によって歪んだ考えではないでしょうか。

人間というものは、自分の罪をすぐ忘れ、相手の罪を批判することが多いです。

また、良い点と悪い点では、悪い点が記憶に残りやすいものです。

それに、テレビのニュースなどにも考えが左右されるものです。

自分(または自分たち)を正当化したいがために、批判するなど、

正確なことを把握していないのにもかかわらず、批判しているのが現状だと思います。


結論として、気安くTVなどで大人が「最近の若者は~でよくない」などの発言は慎んだほうがいいのです。

「若者も大人を批判すればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、

若者はこれからの将来があります。その将来は沢山の大人によって支えられています。

TVで「最近の大人はダメダメだ」なんて発言したら、若者の将来に障害ができるかもしれないから気安く発言はできないのです。

このような大人の立場を利用して発言しているからまたタチが悪いです。

結論(その2)として、批判するのは、よく考えた上で責任を持って発言していただきたい。

注意:これは一個人としての考えですので、賛否両論おkです(`・ω・´)b





補足

そもそもこんな世の中を作ったのは大人であることを分かってもらいたい。

「最近の若者はよくない」などの発言は、例にとると、

絶滅危惧種を保護し過ぎたために増えすぎ、人間に被害が出たのを、
増えすぎた絶滅危惧種がいけないんだと批判する。

ということだろう。

人間に例えると、

自由な環境を与え過ぎたために学力やモラルが低下し、大人に影響が出たのを、
学力やモラルが低下した若者がいけないんだと批判する。

となる。

前述の例では、増えすぎた絶滅危惧種がいけないなどとは批判しないだろう。

しかし、後述の例では、若者を批判する。

対象(絶滅危惧種と若者)と結果(増えすぎたと学力やモラルが低下した)が異なってはいるが、状況としては同じだろう。

人間の与えた環境に従っていったら増えすぎた
大人の与えた環境に従っていったら学力やモラルが低下した

人間は他の生き物とは違うとはいっても、↑の通り、状況は同じようなものだろう。

人間だろうが動物だろうが結局は育った環境に左右されるということです。